中江 藤樹の名言
それ学問は心の汚れを清め、身の行いを良くするを以て本実とす。
中江 藤樹 Toju Nakae
江戸時代初期の陽明学者 近江聖人と称えられた 1608〜1648
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
本来自然界で何かを成就していくことは、人間だけに限らず、自然界の多くの命に支えられて実現していくことですから、心を澄ましていくことでしょう。
もし清んでいくことを感じられないとすると、自然の本質に近づけていない、自然に沿えていないと考えて間違いないでしょう。
人間界では多くの経験を重ねることが、必ずしも澄み渡ることには繋がらず、どちらかと言えば濁ること、老獪になることが時間を多く刻み、知識、経験が豊富だということになっていることが多いですね。
この部分も自然界の中で人間が、まだまだ進化する余地のあるところでしょう。
植物たち、特に樹々を見ていると明らかですが、年輪を重ねるほどに風格は増しますが、純粋度、透明度は確実に高まっていきます。
人間界では生まれたての赤ちゃんが、最も純粋、無垢だと感じますが、自然界では本来逆でしょうね。
この純粋さ、無垢な感じは、醸し出されるエネルギーによるものですから、表面的なものではなく、思いなどのエネルギーレベルを高めていくことで実現していくものでしょう。
それが植物たちの老化や劣化ではない、風格という表現になるような表面的に感じるものにも現れてくるのでしょうね。
純粋さを高め、風格を増していく植物たちの奥義は、自然の循環を妨げず、余計なものを抱えないことでしょう。
そこに人間の場合は、脳の使い方が関わってくるでしょう。
人間は思考力、思考領域の衰えが老化の要因とされていますが、その影響で自然の循環にも乗れず、無闇に不安を素に抱え込んでしまうことで、そうなってしまっているのでしょう。
思感、潜在領域を活用していけば、思考力や記憶力が低下することもなく、いつまでも自然のリズムに取り残されることなく循環に乗れますから、不安を感じることもなく余計なものを抱え込まずに済みます。
この脳の領域の活用方法を体得していけば、年輪を重ねるほどに純粋になっていくことは、決して不可能なことではないでしょう。
植物たちも実践して魅せてくれていますからね。
どうぞあなたの素晴らしい才能には、あなた自身の高いエネルギーレベルの環境を授けてあげてください。
透明度の高まる才能、能力に進化していけますね。
こんな中江 藤樹さんの名言もありますが、もちろん才能が目指す夢が、自然界で本来目指すべき夢や理想、志になっていることは純度、透明度を高めていくのに何よりも大切なことですね。
人間、学問に志すというのは、道に志すものでなければならぬ。
ところが今の学問は、己の知恵を磨くより、人に誉められたいという名誉心、はなはだしきは、金銭のために学問をするということで、その志たるや実に卑しい。
中江 藤樹の名言
これまでに紹介した中江 藤樹さんの名言です。
(浜本 哲治)
藤樹書院 Wikipediaより