ジョン・ケージの名言

 ジョン・ケージ(John Cage)Wikipediaより

感情を持つことは構いません、ただしその奴隷にはならないことです。

ジョン・ケージ John Cage

米国の音楽家 作曲家 詩人 思想家 1912〜1992
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


人間の感情は、人間が活動するためにとても大切なエネルギー源です。
しかしその感情に囚われてしまうことは、活力を失うことにもなりますし、自らの心身を傷つけてしまうことにもなりかねません。

ポジティブな感情は一見良さそうに見えますが、これにもあまり囚われてしまうと、すぐにエネルギーを失ってしまうことになります。
エネルギーを得たら、すぐにさらに先にあるターゲットを見極めて使っていかないと、エネルギーはすぐに枯渇してしまうことになります。

またネガティブな感情は、まさに囚われてしまえば立ち止まって動けなくなってしまいますが、まずはネガティブな感情が湧き起こった遭遇した現象の中にこそ、その先の大きなポジティブな要因があることを理解していくことです。
自然界で遭遇する現象には一切の無駄はなく、全ては必然、必要、ベストなことしかありません。
遭遇する現象には必ず原因があります。
この原因さえ掴めれば、そこを軌道修正してポジティブな現象に遭遇するようにしていくことができます。

逆にこれができていかないと、どんどんエネルギーが枯渇してしまい、さらには自分自身の心身を傷つけてしまうことになります。
大きな飛躍の要因になるはずのものが失速する、後退する要因になってしまっては本当にもったいないですよね。

どうぞ、どんな現象の中にも必ず宝物が眠っていますから、それを探し当ててください、感じ取ってください。
この宝探しの価値は、あなたの人生にとって本当に大きな意義と価値を持ってきますよ。

ジョン・ケージさんのこんな名言もありました。

私達は勇ましさの意味も見失ってしまった。
それは他人に対して、華々しく戦うことではありません。
おそらくニクソン大統領が考えているように戦闘に勝つことではないんです。
自らのいる境遇を受け入れるときにこそ勇ましさがある。そうなんです。

ジョン・ケージの名言

私達は悲しみの正確な定義がどんなものかということも知りません。
ずっと昔にインド美学は、悲しみを欲しいものの喪失、
あるいは欲しくないものの獲得によって生じる感情と定義しました。

ジョン・ケージの名言

私は自分の感情から自由になろうとつとめています。
そして自分の感情を殆ど主張しない人のほうが、
感情がなんであるかを他の人々よりずっとよく知っていることに気づいたのです。

ジョン・ケージの名言

感情は私達が自らの内部に触れられたことを表し、
嗜好は外部に触れられたことを各自のやり方で示すわけです。

ジョン・ケージの名言

私達が感情を大事にし、感情を強めていけば、世の中は危険な状態に陥るでしょう。
まさに現在、社会が囚われているような状態にね。

ジョン・ケージの名言

感情を体験することはできますが、それをあまり重大に考えないことです。
それをほうっておけるようなやり方で捉えるんです。強調しないことです。
それは私がレストランで注文するチキンのようなもので、
私に関係あるのですが、それほど重要なことではないんです。

ジョン・ケージの名言

感情はあまりにも密接にエゴに結びついています。
私達はエゴによって壁を築きます。
個人を流れのままに、起こることすべての流れのなかに置くためには、
この壁をつき崩さなければなりません。
嗜好や、記憶や、感情を弱め、あらゆる城壁を破壊する必要があるんです。

ジョン・ケージの名言

レコードは、景色を台無しにしてしまう絵葉書ですね。

ジョン・ケージの名言

(浜本 哲治)

 ジョン・ケージのサイン Wikipediaより
ジョン・ケージのサイン Wikipediaより

LINEで送る