葛西 紀明の名言
もっと完璧なジャンプをして次は金メダルを取りたい。
45歳、49歳でも、体力と技術はもっと向上すると思っている。
葛西 紀明 Noriaki Kasai
スキージャンプ選手 1972〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
この言葉はソチ五輪で銀メダルを獲った直後の言葉のようですね。
長く能力を引き出し続けるには、常に立ち止まることなく次を、先を、未来を見据えることです。
今に満足したり、今を維持しよう、守ろうとし始めると、その瞬間から後退が始まりますからなかなか先に進めなくなって思考で自分の限界を決めてしまうことになります。
アスリートなども多くの場合、実際の能力の低下よりも思考で限界と考えて止めてしまうことになっています。
これは私自身で検証もしましたが、能力、体力は50歳くらいまでは確実に進化できます。
もちろん使う能力、引き出す能力は大きく違ってきますが、その引き出しが上手くいけば大きな可能性を感じられることになるでしょう。
通常言われる「根拠」のない自信で大いに結構です。
次の瞬間に何が起こるかわからない、人間の科学でも僅かなことしか解明できていない自然界です。
また自分自身の能力の全てを知り得ている人はいません。
無限に宇宙が広がるのと同じように、人間の能力も果てはなくどこまでも可能性があるだけです。
そんな自然界で通常の「根拠」を求めることは、狭い狭い範囲の可能性だけに限定することになりますから、できない、無理だという結論になってしまいます。
本来の根拠はあなたの心、思いです。
あなたができると思えば、感じられれば、それは非常に大きな根拠のあるできることです。
どんなに偉業を成し遂げたアスリートでも今までに完成したと感じた人はいないでしょう。
どこまで追求してもまだまだどこまでも深く、遠くまで追求できる先はあります。
それが見えていないと先に進む意欲も可能性も見えてきません。
また自分の中に潜む能力があることを認識、確信していないとやはり未踏の地には踏み込めません。
自分を追求することは、誰かと比較をしたり、環境に委ねることでは未知の本来の自分を見つけることはできません。
また思考でいくら考えても、無限の可能性は思考領域を超えたところにありますから永遠に見出すことはできないでしょう。
どうぞあなたの素晴らしい能力には、あなたの心が感じることを根拠として思いを授けてあげてください。
きっと素晴らしい可能性をあなたの才能が見つけてくれますよ。
(浜本 哲治)