茂木 健一郎の名言
壁にぶつかった時や重大な決断を下すときは、論理的な思考よりも感情が訴えかけてくるものに従う、つまり直感を信じることが大事です。
論理的に考えるというのは意外と限られた要素しか考えていない。
直感というのは、自分の経験・価値観・思いなどを脳が総合的に無意識に判断し出した結果なんです。
そこには大きな情報量がつまっている。
茂木 健一郎 Kenichiro Mogi
脳科学者 1962~
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
松下幸之助さんも「どれほど学問を積んでも、本当に頼れるのは直感だ」アインシュタインさんも「唯一の本当に価値あるものは直感だ」と言っていますが、人間は直感、インスピレーションを使うことに抵抗があり下手ですね。
この言葉にもあるように、論理的に考えるということは脳のほんのごく僅かの機能しか使われていませんし、引き出すことの出来る、これまたごく僅かの知識しか活用することが出来ません。
それだけをやっているとどんどん閃きを感じづらくなっていきます。
特に日本の社会、教育環境は論理的に考えることを重要視するような不自然な環境になっていますから、これはあなた自身でトレーニングしていくしかありません。
脳の使われていない部分や、あなたの可能性を感じるためにも直感はもっともっと大切にしたいですね。
閃きを大切にすることは、天賦の才や天職、天命や運命を感じることにもとても役立つことになります。
閃きは日常的に私たちに訪れていますから、特別なトレーニングなどをしなくても、日常生活の中で閃きを感じ、閃きを行動に移すことにチャレンジしていく習慣を作っていけば、どんどん閃きも活かす行動も身に付いていきます。
自然は閃きに溢れていますし、子どもが天才たる所以は閃きを自然に行動に起こせることですね。
そもそも誰もが感じることが出来たものが、成長とともに失われているのは本当にもったいないことです。
子どもの天才の芽を摘まないためにも閃かなくなるような環境にしないことです。
これもあなた自身が閃きを大切にする姿を見せていくことがいちばんの環境づくりですね。
少なくとも閃きを荒唐無稽なこととあしらうことは、ようやく脳科学でもここまでそのことを解明してきているのですから、それこそ意味のないことです。
これまで先人が残してきた偉業ももちろんたゆまぬ努力はあったでしょうが、その努力の方法も含めて閃きなしにはあり得ないことです。
それまでになかったものを生み出しているわけですからね。
知識などはいつでも、誰でもが取り出せ共有できる時代になっているのですから、あくせくその知識を詰め込むことに、子どもやあなたの大切な時間を使うのはそろそろやめた方がいいでしょう。
知識があなたの天才を創り、磨くのではなく、あなたの天才が必要とする知識で輝くだけですからね。
閃きも駆使して、あなたの天才、天命を明確にすることの方が遥かに大切なことです。
どうぞもっともっと閃きを大切にしてください。
茂木 健一郎さんのこんな名言もありました。
創造することは、思い出すことに似ている。
何かを想起する際には、側頭連合野の記憶が、そのまま前頭葉に引き出される。
一方、創造するということはすなわち、記憶が編集され、結びつきを変えて活用されるということである。
茂木 健一郎の名言
危機的状況のときほど、部下の緊張を解きほぐしてフロー状態に近づけるためにリーダーはユーモアを活用すべきです。
茂木 健一郎の名言
信頼されるリーダーになるためには、ユーモアを武器として上手に使うべきです。
中でも自分の欠点をメタ認知し、自虐ネタに変えることは、ユーモアセンスを磨く一番いい方法だと思います。
茂木 健一郎の名言
人に面白いと思われることを言ったりしたりするためにはまず、自分の行動や言動が他者から見るとどう突飛に、意外性をともなって映るかを知る必要があります。
茂木 健一郎の名言
辛いことや苦しいことは誰にでも平等に降りかかります。
茂木 健一郎の名言
端から見て楽観的でエネルギッシュな人と、悲観的で元気のない人。
脳の消費するエネルギーを見ると、大して変わりません。
茂木 健一郎の名言
笑うと創造力が高まり、良いアイデアも出やすくなります。
これはおそらく、笑うとうれしいときなどに出る神経伝達物質のひとつであるドーパミンが分泌され、脳の司令塔の機能を持つ前頭前野を刺激し、フロー状態に入りやすくするためです。
茂木 健一郎の名言
脳が最も創造的になっているのは、フロー状態にあるときです。
フロー状態とは、集中しているけれどもリラックスしている状態です。
努力することなく自然に、脳や身体が最大のパフォーマンスを発揮できます。
茂木 健一郎の名言
これまでに紹介した茂木 健一郎さんの名言です。
(浜本 哲治)